BLOG興味・関心・日々の出来事
紀尾井シンフォニエッタ東京定期両日終了!
- 2014年02月23日UP(MUSIC)
- 昨日までの約一週間は紀尾井week。
マエストロジョン・ネルソン氏の元、穏やかな空気で音楽づくりがなされました。
私は今シーズンインスペクター(主にリハーサルの休憩時間などの管理をするお役目)なのでリハーサル初日、マエストロにごあいさつに行きます。
リハ期間中にコミニュケーションをとることがなにかとあるだろうし、練習が伸びてしまったとき、”マエストロ、時間です”なんて誰かわからない人にいきなり言われても嫌でしょうから。。
大概ドキドキしながら行くのですが、マエストロはとってもフレンドリーに迎えてくださいました。
そしてリハーサル中一回も私がストップをかける必要のないようにしてくださったのです!
感謝だなあ。(白熱のリハを止めるのはかなり気を使います。)
今回、シュニトケのハイドン風モーツァルトという作品を演奏しました。
ギドン・クレーメル氏と彼のアンサンブルのためにかかれた作品で、作品中演奏者は演奏だけでなく演じることもある作品。
マエストロのご意向で悲しいメロディの部分でひとり泣く演技をすることになり、恐れ多くもわたくしめがその大役をいただくことになったのでした。
やってみたら結構たのしかった、ということを告白します!
最近、演奏だけじゃない舞台の経験をしたりパントマイムの世界を垣間見たり、その方々とお話しする中で、自分の中の垣根がなくなっていたのでしょうか・・・?
さて、今日は比較的ゆるやかな時間を過ごしておりますが、高校時代に読んだ本について考える機会がありました。
私は何を隠そう山田詠美氏の大ファンでして、その小説は完全読破、高校時代、作品を何度も何度も読み返してはエイミーワールドにどっぷり浸っておりました・・・
新潟のうちに 文藝賞受賞作の「ベッドタイムズアイズ」があり、そこからはまりだしたのでした。
スプーンは私をかわいがるのがとてもうまい。ただし、それは私の体を、であって、心では決してない。~「ベッドタイムズアイズ」より
この始まり方にひきつけられ、どんどん読み進むうちに詠美さんの視線の優しさと強さ、マイノリティとマジョリティ、差別・レイシズム、愛に仕事の種類や性別のボーダーラインはないこと、自分と自信を持つこと・それがいい男の条件のうちのひとつ、とか
いろいろなことを自分の中に蓄えたと思います。
官能的、それはいやらしいという意味ではなく、感性・センスに働きかけるものであることも体感。
その作品の中の「ぼくは勉強ができない」も大好きでした。
この作品は平成11年度のセンター試験の問題にも使われたのです。
エイミーファンとしてはガッツポーズものでした。この世界感がそっち側に認められた!?って感じ。
本や音楽や映画や絵画から学ぶ、取り入れられることはたくさんあります。
音楽に携わっているものとしては、同年代の方々にいい音を気軽に聴いていただいて
体感してもらえたらなあ、と切に思います。
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母校
- 2014年02月17日UP(徒然)
- こんばんは。
午前中に遅れていたことをやっつけてしまおうと駆け回っていました。
そのひとつ、学校の図書館に行くこと。
今日はなんだか空がスカッと晴れていて気持ちいい。
寒くて縮こまっていたからだがふんわりするような、春の芽吹きは体にもあるんだと思うような感覚。
そっかーわたし冬眠していたのか、うんうん。などとふわふわ思いながら母校・桐朋学園へ。
折しも学校は入試期間、ヴァイオリンを背負った受験生らしき人とそのおかあさんが談笑しながら学校へ向かう道を歩いていました。
高校受験を思い出す・・・、いや、思い出さなかった期間が長すぎてもう思い出せないのですが。
少なくとも談笑できる余裕はなかった!ということだけですね。思い出せないのも緊張しすぎて周りが見えてなかったからかも。
そんなことを考えながら図書館へ向かう途中に普通科の教室が見えるのですが、今日はたまたま窓があいていて高校生が楽しげにしていました。
確か、高校の授業でその教室を使わせてもらったような。(たしか、大豆から豆腐を作った気がするのですが。)
あれはなんの授業だったのでしょう。
春めいてきた日差しとともに、鮮烈によみがえった一場面でした。
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大雪
- 2014年02月14日UP(information)
- みなさまおはようございます。
先週に引き続き今週末もどうやら荒れ模様な様子。
どうかお怪我のないよう、お気をつけてお出かけ下さいね。
出ないほうがいいかといえばそうもできず・・・
今週末にはいろいろなイベントがありまして・・・(^_^;)
まず15日、兵士の物語などの公演をさせていただいた渋谷・踊心シアターにてアートフェスがあります。
12:30~ 音心 オトゴコロ ~Shall We Trumpet?!~
16:45~ 月と踊り子 ~マイムとクラリネットによる幻想綺譚~
21:00~ 熊谷拓明ソロパフォーマンス 「叫ばなくても聞こえています2014」
http://odorigokoro.jp/schedule_18.html
かがやく仲間たちのライヴが、映画価格の1800円でお楽しみいただける、とっても気軽なアートフェス。
踊心シアター、渋谷の公園通りの旧たばこと塩の博物館のすぐ先の地下です。
とっても斬新で、どきどきわくわくする公演になると思います。
応援、どうぞよろしくお願いいたします!!
16日はせんがわ劇場でのサンデーマチネコンサート、ヴァレンタインスペシャル!
http://www.sengawa-gekijo.jp/kouen/10988.html
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2月
- 2014年02月10日UP(information)
- 週末の大雪、みなさんご無事でしたでしょうか。
私はそんな土曜日、オーケストラの公演を終えてから移動のため東京駅に向かいました。
そしてなんと3時間足止めされたあと通常より倍近く時間をかけて、、、雪雲より先に新青森へ到着しましたとさ♪
あっという間の週末、でした。
さて、今週末になりましたせんがわ劇場での公演。
サンデーマチネコンサート
今回は”愛”がテーマ。みなさんへのアンケートから思い出の曲、聴きたい曲をセレクトしました。
素敵な時間になりそうです。
11時からの公演ですので、終演後のランチも楽しめますね。
仙川には美味しいお店や隠れた名店がありますので、ぜひ!
そして2月28日にはホルン奏者水野信行さんを囲んだオーケストラ公演が有ります。
仲間たちとの集い~水野信行 ホルンと共に50年~
演奏活動50年を記念してのコンサート。そうそうたるメンバーが集うオーケストラです。
きっと水野さんのお人柄が反映された、あたたかくそして芯の通った音楽が聴けることでしょう。
チケットのご用命はお早めに。このサイトからもご用命いただけます。(メールにてご連絡ください)
- http://shizuka-inoue.com/blog/?id=1243
Mostly Koichiro 終わりました。
- 2014年02月03日UP(MUSIC)
- はい、Mostly Koichiroが終わってしまいました。
少しさびしいです!!!
演奏会は本当に笑顔が溢れていました。
このために海外、日本各地から集まってきた生徒たちはみな、幸せでした。断言していますが、そう確信しています。
一曲目のラヴェルからアンコールのベートーヴェン作品130のカヴァティーナまでなんと3時間という長大なコンサートでした。
最後のアンコールの演奏のときに先生が目を閉じて指揮されている姿をずっと見ていました。
先生の人生が全部そこに集約されているのが感じられて涙がでそうになりました。
Beethoven string quartet op.130 cavatina
1月26日に開催したKids Mini Concertの様子をTourのカテゴリーにアップしました。
1時間ひとりで(来てくれた友人にも少し手伝ってもらったりしながら)できたことはすごいことだ!と自分でも思うのです。
今度は1時間15分というオーダーが出ているので、もっと練らなければ・・・
次回はヴァイオリンの仕組み、それからコンサートにいく練習というか、マナーのことを面白たのしく組み込んでいきたいと思っています。
- http://shizuka-inoue.com/blog/?id=1232