BLOG興味・関心・日々の出来事

アンケート①

  • 2014年05月27日UP(へいし・インタビュー)
  • あ~ついに今回の”へいし”、終了いたしました☆
    すがすがしい気持ちと次への超前向きな反省(!)の入り混じった気持ち。
    たくさんの方々に応援いただきました。 改めてここで御礼申し上げます。
    そして、これからも”へいし”をどうぞよろしくお願いいたします!
     
    さて、今回の初の試み、アンケート。印象的だったものをご紹介いたします!
    「音楽と即興ダンスのコラボレーションをご覧になってどのような気持ちになりましたか?ご自由にお願いいたします!」
     
    ・ザワザワする感じ。イマジネーションを掻き立てられていたのかもしれません。うまく言葉になりません
     
    ・音楽とダンスが反応し合う様子がとても興味深かったです。音楽からもダンスからも言葉が聞こえてきました。
     
    ・不思議でした!異世界みたいな表現(?)楽しかったです!
     
    ・今回はなんかすごく怖かったです。心臓がドキドキなって、キューってなりました。
     
    ・なぜかスッキリしました。
     
    個人的にはこの ”なぜかスッキリしました。”  が、ぐっときてます・・・かなりきてます・・・
    今回はアンケート以外にも初の試みがたくさんありました。
    そして、終わった後にもいらしてくださったお客様のなかに音楽仲間がいたので
    翌日の午前中にPC上でなにも包み隠さない反省会が行われたり!(←これができて本当によかった!ありがとう!)
     
    目指したいものはオーガニックな公演。
    オーガニック、何だそれふふふって感じでしょうか・・・
    オーガニック=有機的。
    すべての要素が活き活きと、そしてきらきらと生きている、生きているリズムが感じられる。
    そして何より生きている喜びを。(そしてその反面の闇の部分。)
    お客様とパフォーマンスする側が共感、共有、交換、交歓できる場にしたい。

インタビューwithちあきさん(へいし番外編)

  • 2014年05月21日UP(へいし・インタビュー)
  • さあ、今週末!
    いよいよへいしの魔法の物語がクライマックスを迎えます!
     
    そんなドキがむねむね(古い…)な今日は・・・
    インタビュー番外編☆ダンサー・加藤千明氏~~~~!
     

    彼女は先日インタビューさせていただいたダンサーの中野綾子さんと一緒に活動していて、先日のラフォルジュルネ新潟で共演させていただきました!
    綾子さんいわく、”ドラえもん”な千明さんの魅力、全開で~~~す!!
     
     
    ①千明さんが新潟に来たきっかけ、綾子さんとの出会いから今までのことを教えてください。
     
    2008年よりNoism研修生としてに入団したことが新潟生活&綾子さんとの出会いの始まりです。
    2009年の夏、カンパニーを退団するときに、幸運にも、大先輩の綾子さんのお誘いを受け、Noism外で二人で公演することに!本番まで十分に時間がないのに、スムーズに進行する様にも驚きつつ、公演は大成功。
     
    その後はお互い新潟を離れ、それぞれの活動をしばししていましたが、2010年の秋に、光栄にも「二人で活動していこう」という綾子さんのお誘いを受けて、新潟拠点パフォーマンヌが結成!
     
    それからずっと、一つ屋根の下で生活してきて、今となってはコタツで一緒に寝る仲です(笑)
    家では深夜3時や寝起きでパフォーマンヌが始まったりします。表現者として気が抜けない生活です(笑)
     
     
    ②小さい頃はどんな子どもでしたか?踊ることへ興味が向いたきっかけはなんですか?
     
    ズバリ!おデブちゃんです♪
    祖父からは「お相撲さんになるのか~」と言われるほどでした。
     
    小学一年生の時、初めてミュージカルを観て感動し、ミュージカルスターに憧れてダンス教室に通い始めたのが全ての始まりです。
    この頃から得意だったのが、一人全役の即興ミュージカルを両親に披露することでした。ダンスにのめり込んだおかげで、小学校高学年にはおデブ脱出大成功でした♪
     
     
    ③インドでヨガ講師の資格をとったと伺いましたが、そのときの生活、インドでの体験、ヨガから見えたものなど伺いたいです!(個人的にすごく興味があります)
     
     
    (なが~くなってしまいますた。。。)
    インドへは2012年から二回訪れ、ハタヨガ指導の国際ライセンスを取得しました。
     
    初めてのインドは、かなり覚悟して飛び込みましたが、想像以上に過酷で、
    水の利用が規制され、お風呂はバケツ一杯のお水。停電は当たり前。不衛生な土地により下痢を繰り返す始末。
    そんな生活の中、道で特大の“牛の糞”を踏んでしまい、足元が茶色まみれになる事件が発生。日本でこんなことが起きたら発狂モノですが、
    「臭いけど死なな~い!運ついた~♪」と笑えている自分が居ました。ガンジス川に沈む夕日に見とれながら、足を洗ったあの日のことは一生忘れません。
    気がついたら変なこだわりがなくなって、心が自由になってました♪
     
    また、ダラムサラという土地で勉強していたときは、インドに亡命してきたチベット難民の方を目の当たりにしたり、。
    幸運にも、ダライ・ラマ14世のティーチングを4日間受ける好機に恵まれ、
    彼の世界平和と万物愛を訴える言葉の数々に心打たれる経験もしました。
     
    そういったインドでの原始的な生活の中でのヨガトレーニングを数ヶ月継続していた頃、第六感の感覚が鋭くなっている体験をしました。
    第三の目が開くという感覚と言ったらいいのでしょうか。
    その感覚は不思議とダンスをしているときや、音楽を聴いたときに味わったことのある感覚で、自分を客観的に感じ、万物に対して愛でたくなるようなものです。
     
    きっと誰もが持っている感覚のはずですが、情報がありふれた、便利な日本では閉ざしてしまいがちな感覚かもしれませんね。
     
     
    ④4月にご一緒したラフォルジュルネ新潟ですが、前日のリハーサルの中で千明さんと綾子さんのアイデアをお互いに喚起するような掛け合いに目を見張りました。綾子さんと活動をし始めた当初からもうそんなスタイルでしたか?
     
    静香さんにご指摘いただいて、そうなんだ~!と気がつきました。
    振付・演出・出演の全てを二人で考えるので、はじめから自然とそういうスタイルだったと思います。リハーサル中、映像も撮らないし、鏡も見ません。「見合う」ことで作ります。
     
    綾子さんと私は、「間逆のようで、何か似ている」とよく人に言われますが、本当にその通りで、全体的な捉え方をするらしい綾子さんと、部分的な捉え方をするらしい私の違いは本人たちも自覚しています。でも、大事にしている感覚・感性が似ているので、お互いのアイデアは新鮮でありつつも、納得できることが多いです。アイデアが見えてこない場合は、朝方まで話し合うことも。だいたい途中で寝てしまう落ちですが、不思議と見たいものが生まれてきます。
     
    また、アイデアの多くは、共同生活を通して見えてくることが多いように思えます。もし、一緒に住んでいなかったら、今の関係には至ってなかったかもしれません。
    てへっ、コンビ愛を語ってしましました。
     
     
    ⑤ラフォルジュルネのリハーサル、本番の時の感覚、感想を聞かせてください。
     
    前日リハーサルから本番まで、魔法がかかったような、奇跡みたいな時間でした。
    素晴しい演奏家、ダンサーである上に、受け入れ態勢120%!なんでも来い!の静香さん、有さん、廉くん、熊さんの柔軟性に大変感動しました。
    そんなワンダフルな皆さんが集まったからこそ、「音楽とダンス」の当たり前の共演形式を超えて、「人」として輝きまくっていた舞台だったと思います。
     
    公演後も、感動の熱がしばらく冷めずにいました。
    神様がくれたプレゼントだと思います。
     
    ⑥綾子さんについて聞かせてください(人間として、ダンサーとして、整体をする綾子さん、どんな視点からでもいいです☆)
     
    どんなときでも、 綾子さんの「大丈夫だ~」を聞くと、保険に入るよりも安心できます(笑)
    そんな女神のようなひとです。お顔も女神っぽいです。
     
     
    ちあきさーん、ありがとうございました~!!
     
    ・・・へいしキャンペーンで始めたこのインタビュー。
    まさかこんなにずっとわくわくしながら続けることができるなんて。
     
    ぽいっと投げたなんてことはない質問から、泉のようにあふれんばかりの愛を(例:よださんの温泉愛)語られたり、知らなかった!な人間のパワーを感じたり。
     
    こんなひとたちと一緒にできてうれしいわ。
    それが最終的な、というか現段階でですが、いやこれからもずっと。な感想です。
     
    一番私が楽しんでました。
    さんきゅー!!!
     
    さあ、明日からはどうしましょうかね。
    妄想開始!!!!!!!!

『へいしのものがたりー古典と現代ー③』

  • 2014年05月20日UP(へいし・インタビュー)
  • 古典と現代と銘打ったものの、現代までたどり着くのか!?着かないのか!?
    それは誰にもわからない、、、
    さあ今日もへいし劇場開幕です!
     

    ~②からの続き~※今日もセリフ以外はあらすじであります。
     
    「さあ、飲むがいい!」
     
    そういうと、兵士はきついウオッカを盃になみなみと注いだのです。
    悪魔はぐっと飲み干した!
    と、とたんに眼がくらくらっ、体ふらふらっ!
     
     
    「おお、なんて強い酒だ!つまみものはないのかね。」
    「うん、ここにくるみがあるよ。これをつまんで食べるがいい!」
     
     
    もちろん兵士が差し出したのはくるみではなく、鉛の弾丸!
    悪魔はごりんごりんとしきりに齧っていましたが、ただ歯を砕いただけでした。
     
     
    やがて二人はかるた遊びを始めました。
    時のたつのもわすれ、夢中になる二人。そのとき一番鶏が暁を告げました。
     
     
    悪魔ははっとしてたちまち姿を消しました。
     
     
    翌朝、王様は王女に尋ねました。
     
    「昨夜はどうだったかね?」
    「おかげさまでぐっすり眠れました!」
     
    次の夜も同じようにして過ぎ去りました。
     
    3日目の夕方、兵士は王様にお願いしました。
     
    「王様!50プードほどのくぎ抜きと鋼の棒と、鉄の棒と、錫の棒とをそれぞれ三本ずつ用意していただきたいのですが!」
    「よしよし、さっそくみんなつくらせるぞ!」
     
     
    草木も眠る丑三つ時・・・・悪魔が来る。
     
     
    「こんばんは、兵隊さん、わしはまたお邪魔にやって来たよ。」
    「やあ、ようこそ!お前さんのような愉快な仲間はこっちもうれしいよ!」
     
     
    ふたりはまた飲んだり遊んだり。
    悪魔がふと、大きなくぎ抜きに眼をとめて尋ねます。
     
    「一体、これは何かね?」
    「ああ、これかね!いやあ、実はな、わしは王様にバイオリンの教師として仕えているんだよ。ところが習うものの指がみんなひん曲がっているのでね。お前さんの指どころじゃないんだよ!これはその指をのばしてやる道具なんだよ!」
     
    悪魔は言いました。
     
    「そうかね。じゃあ、兄弟、わしの指も直してくれんか?わしは未だにバイオリンがうまく弾けないんだよ。」
    「うん、直してやってもいいよ!じゃあ、ここに指を置くがいい。」
     
    悪魔は両手をくぎ抜きに差し込みました。兵士はすかさずくぎ抜きをぎゅうと握りしめ、鉄の棒をつかんで鞭のご馳走を振舞います。
    ぽこん、ぽこん!打つは叩くわ!
     
    兵士は叫びました。
     
    「そうら、これは商人にしてもらったお礼だよ!」
     
    悪魔は拝むようにして頼みます。
     
    「放してくれ、頼むから!御殿から三十露里以内には近寄らないから!」
     
    兵士は知らぬ顔で打ち続けます。悪魔は飛び上がり、跳ね上がり、転げまわって、もがき苦しみ、やっと振り切った!!!
     
     
    「見ておれ、兵士!お前が王女と結婚したってわしの手を逃れることはできないぞ!町から三十露里を一歩でも出てみろ、わしはお前を非っ捕まえてやる!!!!」
    悪魔はこうののしると、姿を消していきました・・・・
     
     
     
    さて、兵士と王女はめでたく結婚すると、仲睦まじく暮らしていました。それから数年もたたないうちに、王様はこの世を去り、兵士が跡目を継ました。
     
    そんなある日のこと・・・
    新しい王様はお妃をつれて庭の散歩へ出ました。
     
    「ああ、なんて素晴らしい庭だ!」とつい感嘆の声が漏れます。
    するとお妃が
    「このお庭なぞ、大したことはありません!郊外にもう一つ庭園があります。ここから三十露里ほど行ったところですが、そこのお庭は、きっとお気に入りましょう!」
     
    王様は支度をし、お妃と二人、出かけました。
    王様が馬車から降りたと思うと、そこに悪魔が!!!!!!!!
     
     
    「お前さん、なんでやって来た?お前さんは、わしの言葉を忘れたらしいな!いいか、兄弟、罪はお前にあるのだ。もうこうなりゃ、わしの手からは逃れられんぞ。」
     
    「致し方ない。これがきっとわしの運命だったんだ!でも、ちょっと待ってくれ、わしの美しい新妻と別れの挨拶をしてくるから!」
     
    「暇乞いくらいは許してやる。さあ、行って来い。だが大急ぎでだぞ・・・・・・」
     
     
    ー終ー
     
    出典
    『ロシアの民話1』
    2009年10月26日 初版第1刷発行
    著者 アレクサンドル・ニコラエヴィチ・アファナシーエフ
    訳者 金本源之助
    発行人 島田進矢
    発行所 (株)群像社
     
     

『へいしのものがたりー古典と現代ー②』

  • 2014年05月19日UP(へいし・インタビュー)
  • さあて今日もはじまるへいしのものがたり。
     
    ~前回からの続き~※本日、かいつまんでおります。
     

    3日間だとばかり思っていたのが実は3年間だったとわかり
    ぞっとする兵士。
    でもどうしようもない!遊ぶ気にもならない!
    ・・・しょうがなく、自分の生まれ育った村をとぼとぼと出ていくのでした。
     
    「こうなったら、わしは一体どうしたらいいんだろう?もしも連隊に帰ったとしても、そこではムチ打ち刑が待っているだけだ。ええい、悪魔のやつめ、よくもわしをからかいやがったな!」
     
    とそこに悪魔が姿を現した。
     
    「そう苦しまんでいいよ、兵隊さん!わしの所にやっておいで!連隊の生活などつまらんじゃないか。堅パンを齧って、鞭を喰らって!それよりも、わしが幸福ものにしてあげるよ・・・。お前さんが承知なら、商人に仕立ててあげるよ!」
    「それもいいな!商人なら、暮らしも楽だろうし!ようし、ひとつ運を試してみるか!」
     
    悪魔は兵士を商人に仕立て上げ、都に大きな店を構え、種々の高価な品物をそろえてやると言いました。
     
    「さあ、兄弟、これでしばらくさようならだ!わしはこれから遠い遠い世界の果ての国に出かけるよ。そこの王様には美しいマーリヤ王女というのがおるのじゃ。わしはその王女をこれから散々に苦しめてやろうと思うてな!」
     
    われらの商人は、それ以来、何一つ心配もなく暮らしだしました。幸運が黙っていても向こうからやってくるように商売はいよいよ繁盛し、もうこれ以上何も言うことはありません!
     
    すると、やはりここで人間の常、ほかの商人たちが嫉妬し始めました。
    ある日、皆は集まると、口々に言い合いました。
     
    「なあ、みなさん!ひとつあの男に尋ねてみようじゃありませんか。一体、あれはどんな人間か?そしてどこからやって来た者なのか、本当に商売のできる男かどうか、と。わしらの商売はあいつのせいでみんなめちゃくちゃだ!ひとつ仇を討ってやりましょうよ!」
     
    商人たちが皆、彼のところへやってきて根掘り葉掘り尋ねます。
    商人(元へいし)はのらりくらりと言い逃れ。
     
    「ねえ、みなさん!わたしは今、とても忙しくて皆さんと話し合っている暇なんぞとってもないのです。済みませんが、明日やって来て、いろいろと聞いてください。」
     
    商人たちはしょうがないので帰りました。
    さあ、兵士、どうしたもんだか思案しだし、手元の金をかき集め、すっかり店を畳んで夜逃げすることにしました!
     
    どんどんと旅を重ね、ようやくついた遠い遠い地の果ての国。
    関所を通ろうとすると番人が声をかけてきました。
     
    「一体、何者だ?」
    「わたしは医者です。王女様が病気であると聞きましたので、お治ししたいと思い、やって来たのです。」
     
    さあ大変。番人はさっそく王様に伝えました。王様は大喜びで兵士を呼び寄せこういいました。
     
    「もしも、お前がわしの娘の病気を治してくれるなら、わしは娘をお前の嫁にやるぞ。」
    「王様、まず私に3組のトランプと甘いお酒を3本、きついウオッカを3本、更にくるみを3フント、鉛の弾丸を3フント、それに白ロウソクを3束用意するように言いつけてください。」
    「よろしい、すぐさま用意をするぞ!」
     
    兵士は夜になるのを待って、自分でバイオリンを買い込むと、王女のところに出かけました。そして、部屋に灯をともし、ちびりちびりと酒を飲みながらバイオリンを弾きだしました。
     
    真夜中に、悪魔が忍び込んできました。悪魔は楽の音を耳にすると、兵士のところに飛び込んできて言いました。
     
    「やあ、ひさしぶりだな、兄弟!」
    「やあ、こんばんは!」
    「ところで、お前さん!何を飲んでいるのかね?」
    「クワス(ロシアの清涼飲料水)を飲んでいるのだよ。」
    「わしにも飲ましてくれんか!」
     
    「さあ、飲むがいい!!!!」
     
    兵士の物語-4-600[1]
    ー続くー
    出典
    『ロシアの民話1』
    2009年10月26日 初版第1刷発行
    著者 アレクサンドル・ニコラエヴィチ・アファナシーエフ
    訳者 金本源之助
    発行人 島田進矢
    発行所 (株)群像社

インタビューwithあやこさん (へいし番外編)

  • 2014年05月19日UP(へいし・インタビュー)
  • さーて、今日はインタビュー番外編☆
     
    11月・踊心シアターでのへいしに新潟から参戦してくれたダンサー・中野綾子さん。
    4月にはラフォルジュルネ新潟の”踊り文化コラボ企画”に一緒に出演しました!
     
    彼女の醍醐味、フリーダムな精神!
    どうぞ味わってください!
     
    ①Q.あやこさんが新潟に来たきっかけ、そして今に至るまでのことを教えてください。
     
    A.2004年新潟市にダンスカンパニーNoismが設立され、その研修生として所属したことがきっかけで新潟にきました。
    5年後に退団しドイツに行きましたが、自分がまだまだ未熟でもっと日本で勉強する必要があると感じた事と、整体を勉強したかったのでその学びをしに新潟にもどってきました。今は加藤千明さんとパフォーマンスしたり、タイ古式マッサージのセラピストをしながら美味しいコシヒカリを買っています。
     
    ②(井上との出会いは新潟の居酒屋・ちくらでの飲み会でした。その時に整体を少ししていただいて、痛みなどは全くないのに、身体に働きかけるものをはっきりと感じたことを覚えています。)
     
    Q.SKFオペラ”利口な女狐”にダンサーとして参加して感じたこと、小澤さんやミュージシャンを身近に見て思ったこと、長く滞在した松本についてお聞かせてください。
     
    A.ハエ役だったので両目に茶漉しを付けて踊るのが見づらくて大変でしたが、小澤さんの指揮と生きてる音楽の中で踊れたのが幸せだったので茶漉しの苦労は帳消し!生演奏だからこその毎回違いがあったのでそれを感じながら踊れていつも新鮮でした。
     
    舞台スタッフさんが裏方で大変な作業をしていたり出演者のサポートをしている姿を見て、オペラの壮大さも感じました。
    ミュージシャンはダンサーから見ると身体の動きが作り物ではなくリアルな動きので、とても美しいです。小澤さんはリハーサルから本気で指揮をなさっていたので、芸術に対するあの情熱と熱意の眼差しは忘れがたいです。
     
    松本の美味しい蕎麦と広い星空に特に感動しました。
    ③(井上がちょうどコンクールを受けていた年で、その時にはご一緒できなかったオペラ。でも、こうやって今ご一緒していることを思うと感動。)
     
    Q.あやこさんがやりたいパフォーマンスとはどんなものですか。
     
    A.人間らしく、子供にも受け入れてもらえるものです。
     
    ④(ラフォルジュルネの公演の時、子供たちがわはわは笑っていたと聞いてています!受け入れられている!)
     
    Q.2013年11月に踊心シアターでの兵士の物語に新潟から参加してくださいました。その時のイマジネーションあふれる動き、そして奏者まで巻き込むスタイルに私は胸キュンしたのですが(なぜかどちらもトロンボーンの山口氏とのからみw)その時の感想をお聞かせください。
     
    A.山口氏が兵士の中で演奏しないが曲があったので、本番はそこで山口氏に絡みにいこうと密かに企んでました。
    本番、山口氏にサプライズで手を差しのべて一緒にタンゴを踊りましたが、動揺もせずクルクルと回り会場の笑いを誘っていたので、全て山口氏にもっていかれてしまったのが今でも悔しいです。(笑)
     
    ⑤Q.ラフォルジュルネ新潟2014に出演して、今回へいしに出演する熊谷拓明氏や井上と有吉・富岡氏、そして新潟で活動を共にしている加藤千明さんと共演されましたが、いかがでしたか?
     
    A.「最高!」の一言でした。
    ここだけの話ですが、ほぼぶっつけ本番でした。
    どんな作品になるのなるのだろうか、と未知の状態で挑みましたが、お互いに刺激や影響を受けながらアドリブ満載の楽しい作品になりました。
     
    有さんのバナナ、静香さんのお弁当を届けるシーン、れんちゃんのワルツ、チャラ男指揮者の熊谷さん、ソプラノ歌手だけど寝相が悪い加藤さん、最後に急遽お願いして舞台上をダッシュで走ってくれたスタッフさん、本当にみなさん最高でした、ありがとうございます!by 腱鞘炎ギタリスト中野
     
    ⑥(綾子さんはギターを持って舞台に上がり、途中で腱鞘炎だということで富岡氏に包帯を巻いてもらうという設定。有吉氏は、私が持って行った愛情弁当→バナナを食べ、富岡氏はワルツを踊り、…特筆すべきはGPでダッシュをお願いしたスタッフの方。全速力で駆け抜けてくださいました♥)
     
    Q.新潟で活動を共にしている加藤千明さんについてひとこと。
     
    A.加藤さんはドラえもんです。
    なんでも持っています。
     
     
    さあみなさん、これを読んで音と動きのパフォーマンスに興味がわかないというならばウソでしょう!(なーんて☆)
    今後、中野綾子&加藤千明両氏のダンスパフォーマンヌと音のコラボ、やっていきたいと思います!
     
    でもその前に、彼女たちは8月からベルリンへ!
    いってらっしゃーい!!!!!!夢は広がるね!!!
     
    ~番外編も続くよへいし、もうすぐ本番~

新シリーズ☆ 『へいしのものがたりー古典と現代ー』①

  • 2014年05月17日UP(へいし・インタビュー)
  • さあ、ついに来週になりました、~へいし・それは魔法の物語~!
    あっという間ですね~(しみじみ)
     
    今日からは新しいシリーズ。
     
    『へいしのものがたりー古典と現代ー』
    (ちょっと国語の授業みたいじゃない??)
     
    兵士の物語のストーリーのもとになったお話を知っていますか?
    それは「ロシア民話集1」に収録されています。
     
    1855~1863年ころ、外務省の文書館に勤務の傍ら、ロシアに伝わる民話を600以上も収集して「ロシア民話集」として出版されたものです。
    ラミューズの台本とはかなり違ったものですが
    それをへいしの古典として、お伝えしようと思います。
     
     
    ー脱走兵と悪魔ー
    1人の兵士が、休暇をとると、そこそこに支度を整え、故郷へと向かいました。どんどんと道を急ぐうち、途中で堅パンを水に浸して食べようと思いました。が、どこにも井戸が見当たりません。おなかはもうすっかりぺこぺこです。でも、どうしようもありません。重い足を引きずりながら、さらに先へと進んでいました。ふと、気づくとせせらぎの音が聞こえ、小川が流れています。兵士は大急ぎで小川に近づき、背嚢から堅パンを取り出して水に浸しました。ところで、兵士はバイオリンを携えていました。ひまなときには、バイオリンを弾きいろいろな唄を歌ってはふさぎの虫を追っ払っていたのです。このときも兵士はバイオリンを手にいろいろと弾いていました。すると、突然、どこからか、老人に化けた悪魔が本を手にして現れ声をかけました。
     
    「こんにちは、兵隊さん!」
    「こんにちは、これは福々しいおじいさん!」
     
    悪魔は兵士に「福々しいおじいさん」と呼ばれたので、ちょっと顔をしかめました。
     
    「ねえ、お前さん、ひとつ取り替えっこしようじゃないか。わしはお前さんにこの本をあげるよ。お前さんはわしにバイオリンをくれないか?」
    「ええっ、おじいさん、なんでわしに本などいるかね?わしは十年間も王様にご奉公してきたが読み書きのできる人間じゃない。今までも勉強しなかったし、今からじゃもう手遅れだもの!」
    「心配はいらないよ、兵隊さん!このわしの本は、誰が見ても読める本なんだよ!」
    「じゃあ、ちょいと見せてもらおうか、試してみるから!」
     
    兵士は本を開いてみました。すると、小さい時から読み書きを習ったかのようにすらすらと読めるのです。兵士は大喜びし、すぐにバイオリンと取り替えました。悪魔はバイオリンを手にすると弾きだしました。が、ただギーギーというのみで、少しも妙音が流れません。そこで悪魔は兵士に言いました。
     
    「ねえ、兵隊さん、わしのところにお客に来て、二、三日泊まってくれないか?そうバイオリンの弾き方を教えておくれ!そうすりゃ、わしは本当にありがたいんだが!」
    「だめだめ、おじいさん、わしは故郷に急いでおるのだよ。三日間もあればわしはうんと先に行けるんだもの。」
    「お願いするよ、兵隊さん!わしの家に泊まって、バイオリンの弾き方を教えておくれ。わしはお前さんをただの一日で家まで送り届けてあげるから。三頭立ての馬車で送ってあげるよ。」
     
    兵士は泊まっていこうか、どうしようかと、ためらいながら座っていました。そうして小川に浸した堅パンを取り上げると食べようとしました。悪魔はそれを見て、言いました。
     
    「おお、兵隊さん、お前さんのパンはひどいね、わしのを食べるがいい!」
     
    そういうと悪魔は袋を開け、白パンや焼いた牛肉やお酒や、いろいろの砂糖煮などを取り出して言いました。
     
    「さあ、うんと食べるがいい、わしは充分なのだから!」
     
    兵士はご馳走になるとすっかりいい気持になり、老人の家でバイオリンを教えてやろうと決心しました。兵士は老人の家で三日間泊まり、さてと、別れの挨拶を交わしました。兵士が表に出ると、立派な三頭立ての馬車が待っているのです。
     
    「さあ、乗りなさい、兵隊さん!あっという間に送りとどけてあげるよ。」
     
    兵士は悪魔と一緒に馬車に乗りこみました。さっと手綱がとられると、驚くほどの速さです。里程標がつぎからつぎへと眼に入り、あっという間にもう郷里の村に着きました。
     
    「どうだね、この村に見覚えはあるかね?」と悪魔は兵士に尋ねました。
    「見覚えがなくってどうします。わしは、この村で生まれ、この村で育ったんだもの。」
    「それじゃ、これでさようなら!」
     
    兵士は馬車を降りると、親戚を訪ねて挨拶をし、近況などを語って、自分はしばしの休暇をもらって帰ってきたのだと話しました。ところが、彼は悪魔のところで、わずか三日間泊まっていたと思うのに、実際には三年間も滞在していたことがわかりました。休暇の期限はもうとっくのむかしに終わっています。連隊ではきっと、彼が逃亡したとと見なしているに違いありません。
     
    ー続くー
    出典
    『ロシアの民話1』
    2009年10月26日 初版第1刷発行
    著者 アレクサンドル・ニコラエヴィチ・アファナシーエフ
    訳者 金本源之助
    発行人 島田進矢
    発行所 (株)群像社

創へい記伝③

  • 2014年05月13日UP(へいし・インタビュー)
  • そう、そうして。
    BLOCKHOUSEの大きさ、へいしやることが決まってからもちろんみにいった。

    そして、はいるはいる!できるよ!とGOサインを出しました。
    地下なので階段の幅やドアの大きさを確認したり。
    ・・・やることをほぼ決めた後だったので、すごくスリリングでした。
     
     
    でも不思議なことに、だいじょうぶなんとかなる。
    どこかでしっかり思っていました。
     
     
    そこから初顔合わせ。
    折しも暑い暑い8月。汗をかきながらのリハーサル。(ミュージシャンのみ)
    そして会場リハーサルの日が近づく。
     
     
    会場も、ほぼ毎日熊谷氏が別の公演でつかっていたりするので
    リハーサルの日も限られ、でもなんだかうまく決まったのでした。
     
     
    地下で、湿度がなんか80%くらいあったけど、
    除湿器を2台持ち込んでなんとか下げたのも思い出します。
     
     
    不思議なパワーに後押しされて本番が始まりました。
     
    そこにはひしめき合う観客。
    その数センチ先にダンサーとミュージシャン。
    そこにいる人々すべてから発する熱気が渦巻いていた。
     
     
    食い入るように見つめてくださった皆さん。
    へいしのはじまりを見届けてくださいました。
     
     
    これからどう展開していくのでしょう。
    私にもわからないけれどなにかよくわからないエネルギーをひしひしと感じます。
     
     
    そのへいしの途中経過、ぜひご覧いただきたいです。
     
     
    5月24・25日
    18時半開演
    チャージ 3500JPY
    オーナー厳選の白ワイン・スパークリング有
    ~へいし・それは魔法の物語~
    いよいよはじまります。

創へい記伝②

  • 2014年05月09日UP(へいし・インタビュー)
  • 創へい記伝②
     
    そしてリハーサルの日は容赦なくやってきて
    湘南台へドーンとなりながら、そしてどうなるかわからないスリリングさを味わいながら向かいました。
     
    案の定、弾くことに精いっぱいで、管楽器の方々の唇のことを考えることもできず、見かねた先輩に教えてもらったり、まー暴走特急。
    (管楽器、特に金管楽器の方々は唇で音を作っています。唇って本当に繊細なので、傷まないように1時間に一回はちょっと休憩を、ということです。)
     
     
    リハーサルで得たこと
    ”言葉にすると相手の成長が止まる”ということ。
    (これは、こうしてああして、と具体的に言ってしまうと、本人のイマジネーションが必要なくなり言われたことに固執してしまう恐れがあるということ)
    そして新しい出会い。
     
     
    ストラヴィンスキーはもともと好きだったのですが
    この公演を終えてからもっと深く愛を持つようになった。
     
    そして、また、この特殊な編成の作品を絶対やろう!と心にメモ。
    そして絶対これはダンサーさんとやったらおもしろかろう、と音源をくまくんにほぼ強制的に?送りつけたのでした・・・
     
     
    それから時は過ぎ、初夏のころ、写真と絵とイラストのもんちゃんとダンサーのくまくんが原宿のBLOCKHOUSEで1週間寝泊まりしながら毎日だれか友達をよんだり、本人だったり、イベントをやる、という企画が立ち上がりました。
     
    私はもんちゃんの部屋でソロ演奏することが決まっていたのですが、
    はっ!と気が付いた。
     
     
    ”こ、これは、、、へいしをくまくんとやるチャンスなのでは!?”
     
     
    そこから始まるひと騒動。
    まだまだ続くよ~☆

創へい記①

  • 2014年05月07日UP(へいし・インタビュー)
  • へいしの物語。
    それは2013年の8月に始まりました・・・
    いや、もっと前。
    思い返せば2013年2月16日に湘南台のホールでの公演を直前に引き受けたことから始まりました。
    初めての曲、ちょっと苦手な変拍子。
    へいしベテランの先輩の楽譜も見せていただいてるのに
    おーちーるーーーーーー( ゚д゚)ァラヤダ
    そこでヘルプを頼んだのがバスーン依田晃宣氏、クラリネット濱崎由紀氏、トランペット力武聡子氏、ベース高橋洋太氏。
    自宅にいらしてくださって、練習に付き合っていただいたのです。
    どれだけありがたかったか。感謝の一言に尽きます。
    そこから広がるへいし。
    ~まだまだ続く~

インタビューwithもんちゃん

  • 2014年05月03日UP(へいし・インタビュー)
  • こんにちは!
    GWが今日からという方も今日までという方も~
    LFJでお忙しい方も~出張の方々も~♪
    さあ行きましょう、インタビュー。
    今日は写真と絵のもんちゃんこと中村紋子氏~!!

    その前にもんちゃんとの出会いを書いてみます。
    私は2010年5月に気になっていた写真家の作品をみにゴールデン街に行きました。その作品が展示されていたバーで月1くらい演奏することになりました。
    12月、そのバーでもんちゃんの絵の展示をしていて、そしてクリスマスパーティがありました。もんちゃんは素敵なケーキを作ってきてくれた。
    その時に話して、今まで触れたことのないような、触れたら壊れそうな、でもひりひりするようなすごく強いものを感じて、ショックだった。
    なぜか前にあったことあるでしょ?という感覚もあった。
    そこからいまに至る。
    いつだってもんちゃんの考えてることは私にいいショックを”ガーン”と与えてくれるし、じゃあ私はなに??という自問が生まれます。
    あ、長くなっちゃったのでそろそろいきましょう!!!
    here we go now!!!!
    ㈰もんちゃんは毎日どういうふうに生きてますか?
    作品とかのことをまいにち少しずつ考えて生きてるよ。
     
    ㈪もんちゃんにとって写真を撮ることってなんですか?撮ることによってどんなふうに変化がきらきら、またはぎらぎら、もしかしたら暗闇、が心に入り込みますか?
    写真を撮ること自体は無になることです。相手や、カメラの前のすべてを受け入れようとしています。
    あまり自分のことをかんがえてはいないな。
    かなり冷静にとってると思います。
     
    ㈫1回目、夏にBLOCKHOUSEでへいし公演をしたとき、初めてへいしを聴いたと思うんだけど、どんな印象を受けましたか?
    音楽も踊りもわたしとちがって、”遺らない”表現で、花火のような瞬間のうつくしさがあります。
    そういうのは生きてることの讃歌にちかくて、あー、いいなあっておもいました。わたしの表現のなかではないから。
    遺るものと遺らないもの について一番考えた時期だったかもしれません。
    一番シンパシーをもつのはむしろ作曲家のほうで、ストラビンスキーだね。へんくつな人だとおもうけど、
    とてもピュアで、とてもきもちがわかる気がした。
    兵士の企画をしていたころは、自分にない表現やそういう人の思考を学ぼうとしていた時期なので、勉強になった。
     
    ㈬くまくんとわたしについて、一言お願いします。
    同い年の、ちがう世界の作家として、ふたりをみると気付きをもらえています。
    私たちのもつ差異について、そしておなじものについて
    「ちがうこと」がたくさん学びをくれていて、ふたりをみると常にそれを思います。
    そして作品を通じて,こころのうちがわにはいってきてくるかを、いつもたのしみに、してる。
     
    ㈭”潮目”について、そしてひとつのことを育てていくことについてもんちゃんの思い、感覚を教えてください。
    ひとつのことをそだてていくことは、
    たぶん素直になることで、それ以外の要素を捨てることで、
    常に壊し、創り、不安定であることが安定的にあり、
    ”あなた”と”わたし”の境目がなくなり、
    内側と外側がなくなり、
    感情も越えて、
    振り向いたときに勝手にできてる道みたいなもので、
    それを自分ではなく外野の人が指をさし、「極めたね」と判断することなんだとおもう
    ※潮目とは
    「潮目」とは、地元に住む片山和一良さんが旧越喜来小学校のかたわらにつくった津波資料館のこと。もんちゃんはチーム・オキライの一員としても活動しています。
    私はまだいったことのない場所。原宿BLOCKHOUSEでの越喜来展ではたくさんの潮目の写真が展示されました。
    今度、その”潮目”の写真集ができます!
    ぜひこちらをご覧ください。
    https://readyfor.jp/projects/okirai
     
    常に壊し、創り、不安定であることが安定的にある。
    生きるって常に動いている、変化しているの。
    私がやっていることは形には遺らない、もんちゃんの作品は遺る。
    形に遺る遺らないことは問題ではなく、その作品が持ってる時空がどれだけ心に食い込むか。
    それはエッジが立ってる立ってないとかじゃないような気が最近はしている。作品の中に生きたいとおもう。

インタビューwith熊谷拓明

  • 2014年05月01日UP(へいし・インタビュー)
  • いやー妄想カフェ以上になった新潟LFJでのパフォーマンス。
    舞台でありくんにバナナ食べてもらったりれんちゃんに演技してもらったりと最高☆舞台が自由に広がっていきました。
     
    デュオ・パフォーマンヌのおふたりには大感謝!!!
     
    そして妄想指揮者としてわくわくさせてくれた”くまやん”こと熊谷拓明氏。
    へいしでも一緒にやります!
    恒例のインタビュー、いくよ~

     
    ①ご職業は。
    踊る演出家。
     
    ②自分を一言で表すと?
    いやな奴だけど、自分で嫌いになれない。
     
    ③くまくんは創作、そして演出、そしてもちろんダンサーとしてのいろいろな顔がありますが、頭に浮かんだアイディアが形になる瞬間は何をしていることが多いですか?
    いつもなんとなく頭の片隅できっかけを探して、家にいるとき、歩いているとき、など普段の生活を送っている瞬間にやってきます。
     
    ④シルク・ドゥ・ソレイユにいた時に一番大きく得たものはなんですか?得た時は手放すこともあると思いますがLOSTしたかも?と思えることはなんですか?
    アジア人、日本人、自分にとって本当に身の丈にあっている表現とは何かをいつも考えるようになりました。
    なくしたものは、高校生の時のどこからくるのかわからない自信と、勘違い。
     
    ⑤私もくまくんも、もんちゃんとの出会いは人生の中で大きいと思いますが、もんちゃんとの出会いについて聞かせてください。
    僕が先生をやっているダンススタジオの公演の写真を撮りに来ていた紋ちゃんを、スタジオの方が紹介してくれました。
    彼女は全速力で弁当を食べてました。
     
    ⑥兵士再演ですがくまくんの兵士体験談、そして印象を聞かせてください。
    去年の夏に原宿のブロックハウスというギャラリーで一週間色んな企画を立ててとにかく踊り続ける機会があり、その企画の1つとして以前から静香さんとどこかでやりたいねと言っていた『兵士』をやろうという事になり、僕は軽いのりでいいね!と思いました。
    いざ取り組んでみると、えらい事になったなーと冷静に思いました。。。
    でも終演後になんだか美しい奇跡を見た!って感じ。
     
    ⑦ミュージシャンとと共演して感じたことは?
    とにかくハートが熱い!演奏の静かで熱いエネルギーにふかれて何も考えずに踊る事が出来ました。
    大好きなメンバーです!
     
    ⑧最後に、今回のへいしへの野望と期待を思う存分語ってクダサイ
    前回の奇跡に頼らず、また新しい『兵士』を、ドキドキ、ワクワクしながら熱く熱く踊ります!
     
    おもしろいな~くまくん。
    こんな”踊る演出家”くまくんがへいしの世界をどう表現するか?
    物事は変化する。そう、つまり毎回違うのがこのへいし公演です。
    真剣勝負であり、笑いあり。
    まずは1度体験してみては?
     
    5月24・25日18時半より
    @キッチンスタジオ・アットベーネ
    全自由席3500円
    演目:兵士の物語、各楽器のソロなど盛りだくさん。