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イモジェン・クーパーさんとのベートーヴェンPf.協奏曲
- 2016年04月30日UP(MUSIC)
- ついに4月が終わりますね。今月はなんだか長く感じました。やる事がたくさんあったのでしょう。
しかしそれも過ぎ去れば「過去」であり。。。ふふ
さて、4/22・23に紀尾井ホールで紀尾井シンフォニエッタ東京の定期演奏会が行われたわけですが、
こちらが練習から本番まで、本当に素晴らしい体験でした。
指揮のピノックさんから何度も投げかけられる音楽に対する姿勢への問い。
合わせることを重視しすぎて、音楽を発信していくことをどこかに置いてきていないか。
今年20周年の節目を迎えるシンフォニエッタにとって厳しく、しかしいまだから改変していけるのではないか、と思わさせる何かがリハーサルにありました。
イモジェンさんの奏でるベートーヴェンはひたすら大きくあたたかく、草原を吹く風のようにいろんな香りを運んでくるような。
温度や感触のある音を出す、目標です。
本番の時は、ひたすら同じステージの上で弾ける喜び、そして聴ける喜びに満たされました。
音楽は愛だ。
昨日はサントリーホールに新日本フィルさんのスコットランド特集の演奏会を聴きに行ってきました。
聴いていて、スコットランドは愛の国だなぁ、しかもとっても濃ゆい愛情で、と感じました。
特に豊嶋さんがソロを弾いたスコットランド幻想曲は最初の一音から現実ではない世界に連れて行かれ、、、
素晴らしかった。奥志賀で室内楽を勉強していた頃、ひと夏コーチをしてくださったり、その後も様々な団体を率いていく姿を後ろから見させていただいてきた豊嶋さん。常に求めているその姿は、どんなに自分ががんばってもずっとずっと先にあって、でもだからこそ勇気をもらいます。
音楽の力は聴く側に回ると再確認できますね。
今日は新潟で友人ギタリスト公演を聴いて、心慰められました。
いい4月でした。
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W井上室内楽ラボ
- 2016年04月17日UP(MUSIC)
- よく晴れてくれた金曜日でした。
とても和やかな雰囲気で始まったコンサート、最初から最後までみなさまにリラックスして聴いていただけた感触。
唯一、安生先生の作品中で、私のE線が衝撃音とともに切れたのがサプライズハプニングでした。
でもそれでさえも、作品を集中して聴いてくださった方には「必然」に感じた、というご感想をいただき、感激でした。
が、やはり本番で弦が切れるのはコワイ!!!!と声を大にして言いたいです!
幸い、会場が楽器工房の下にあるサロンでしたので、自分で張り直したらプルプルしちゃって時間がもっとかかったであろうところを張っていただけたという幸運。。。 甘えてるー!と言われそうですが(^_^;)
もう1人の井上さん、のりちゃんの演奏にとても目を開かれました。
もちろんゲストでご出演くださった川上徹さんにも本当に感謝。
お2人のいままでの経験(キャリア)というのは何にも代え難い財産で、それを垣間見ることができて、とてもとても刺激を受けました。
今後はどのような実験が行われるでしょうか。。。?
どうぞご期待下さい。
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最近のこと
- 2016年04月06日UP(MUSIC)
- 桜も満開を過ぎそうですね、東京。
今日は夕方まで新潟におりました、幼稚園の頃に父が植えてくれた桜がもはや電線近くまで伸びて伸びて、そして満開!
今年も桜を楽しめました。人間が人生に何回桜を観れるか、という話をしたり聞いたりしますが、地域によって咲く時期も違いますし、必ずしも数えられるものではないのかと思います。
そしてまた、これも一概には言い切れない、年が多くなればなるほど、考えてしまうことなのかも、とも思います。
あらゆることに正解はなく、、、ということに頭が向く訳です、はい。
さて、今後はまずダブル・イノウエ・アンサンブルラボからです。
高校からの同級生、井上典子さんとのアンサンブル企画第1回目。
お互いに拠点を移す大きな動きある今年の、stepping stone的コンサート。みなさまどうぞお見逃しなく!
そして、ゴールデンウィークにはチェンバロと初共演です。
バッハの作品をチェンバロと弾く、このような機会をいただけて本当にハッピーです。
リハーサルも非常に得ることが多く、感覚フル動員でビリビリと何かを掴んでおりました。
舟越桂さんの作品とともに聴いていただけることを思うと、これまたビリリと何かを感じます。
という訳でマイペースにやっております。
再来週はピノック氏が紀尾井再登場!ソリストはイモジェン・クーパーthe Pianist!!!
こちらの方も注目の演奏会ですね☆
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