BLOG興味・関心・日々の出来事

BLOCKHOUSE越喜来展、Mostly Koichiro

  • 2013年12月28日UP(MUSIC)
  • こんにちは。今日は少し日が出ていますね。
    大掃除をしている方も多いはず。
    私は朝から洗濯機を3回まわし、水回りの掃除、網戸掃除、布団干しとレッスン。
    今3回目の脱水を待ちながら一息ついたところです。
     
    今年もたくさんの出会いがありました。
    ひとつひとつに感謝しながら、そして自分はその中で何をするか、2013年残り3日ゆっくり考えたいと思います。
     
    さて、17日からおなじみ原宿BLOCKHOUSEで開催された越喜来展。
    4階ではもんちゃんの追った越喜来の”潮目”という建築物の初めからいままでの姿。
    (最初は何もなくなった場所、そこでわいちくんというものすごいおじさんが何かを始めた。)
     
    21、22,23日は地下で”なわなうワークショップ”というイベントが行われました。
    越喜来のしめ縄をつくってそれをひとつは自分用、もうひとつは越喜来へ持って行って、みんなに配る。
    私もつくりました。
    Exif_JPEG_PICTURE
    左のがお手本。右が私のもの。ちょっと繊細にできましたねえ。
     
    越喜来からなわなうの師匠、もりとくんというスーパー小学生がきて、みんなに教えてくれました。
    Exif_JPEG_PICTURE
     
    22,23日は私もヴァイオリンで参加しました。
    22日は13時から3回のまるやま酒場さんで。どんこ汁の香り漂う中で弾いてきました。
    23日は18時。4階の潮目の展示の中で演奏。
    キャラバンのときに訪れた宮古のことや、あわせてスラヴァや小澤さんや仲間のことを思い出して
    何とも言えない気持ちになりました。
     
    兵士のメンバーのトロンボーン奏者の山口隼士くんが夜に来訪、
    潮目の写真やわいちくんの文章を読んで
    たくさんのことを感じていたみたい。
    なにかが、小さなパチン、という音が、聴こえました。
    きっと私たち音楽チームも越喜来に行くことになるでしょう。
     
    さて、1月31日に紀尾井ホールでMostly KOICHIROという演奏会が行われます。
    われらが師匠、原田幸一郎先生への門下からのプレゼント企画。
    そのチームでブログを書いています。
    かなり楽しめる内容になっているので、ぜひご覧ください。
    http://ameblo.jp/mostlykoichiro/
     
     
     

晴天の日曜日

  • 2013年12月15日UP(徒然)
  • みなさん日曜日はいかがお過ごしでしたか?
     
    昨日友人の主催するミニコンサートで演奏してまいりました。
    いろいろな方とご一緒することができて、新たな出会い、そして改めて、ご縁があったことを確認したり。
    シャコンヌなどを演奏しました。
    無伴奏レパートリーが少しずつ広がるようにしています。
     
    無伴奏を弾くときと他のときの自分は明らかに違う気がするのです。
    これは今後どうなっていくのか楽しみです。少しずつ溶け合ってひとりの自分になるのかもしれない。
    どんなときでも自分は自分、他人は他人。人の意見にぶれてしまうのも・・・それもまた愛おしい自分なのだなあ。
    全部ひっくるめて自分。
     
    今日は2つの素敵なものが私の元に。
    初めて入った近所のお店で見つけたヴィンテージの小さなル・クルーゼのお鍋。
    深く、なんともいえない赤。(驚きの1995円)
    そして、お昼を食べたカフェで急に始まったビンゴで有機バナナがずばんと当たり。
    小さな幸せ!なんてことないことですが、あたたかい気持ち。
     

古謡

  • 2013年12月11日UP(MUSIC)
  • 11月4日のリサイタル。
    アンコールの一曲目に演奏した作品をYouTubeにアップいたしました。
    https://www.youtube.com/watch?v=qm15dxLpoMw
     
    この曲は10年以上前に出会い、何度も弾いていろんな時期をともにし、
    いまようやく自分の”言葉”で演奏できることを実感する作品です。
     
    4分半ほどの長さですのでお時間あったらご覧いただけたら・・・
    うれしいです。

12月9日

  • 2013年12月10日UP(徒然)
  • 日々のこと。
     
    昨日は午前中早稲田エクステンションセンターへ。
    お世話になっている中野雄先生の講座を拝聴。
    先生のお話は多岐にわたる経験の中からでてくるエッセンスのようなもので
    音楽の話を多角的になさるのでとても楽しい。頭への刺激。
    昨日は脳科学の分野まで話が広がっていた。
    演奏者は川畠成道さん、佐藤勝重さん。
     
    八丁堀から銀座へ。王子ホールで友人がリサイタルをする。
    本番はいけないのでゲネプロへ。立ち位置のこととか、バランスも音量だけじゃない、とか
    いろんなことを考えた。
    友達のコンサートは本番にいけたら一番いいけれど、こうやってゲネプロにいって応援するのって
    実はいいね!と思った。
     
    一路上野へ。アトリウム弦楽四重奏団。
    チャイコフスキーが書いた弦楽四重奏曲は3曲だけど
    その3曲を並べたまるでチャイコフスキーの個展。
    ピョートル・イリイチ氏の心の声がすこし聴こえたような。
    アンコールでアレンスキーの”チャイコフスキーのテーマによるヴァリエーション”。
    この曲は2005年の岩手キャラバンで、今は亡きムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(スラヴァ)がやろう!といって
    雪娘とともにプログラムに加えた思い出の詰まった曲。
    カルテットで弾けるんだ!!!弾きたい。
     
    パガニーニをひとりでチクルスしてる。毎日1曲。
    うちに聞かせに来てくれる高校生が取り組んでいるから、よーし、じゃあこの機会にと始めた。
    ローデもやったのでチクルスは2人目。
    自分も高校生の頃練習していた曲で、いま練習しながら思い出すことは
    あの頃まったく緻密な練習ができていなかったこと。いきおいで弾けるようになることを求めていた。。。
    なのでいま緻密なことやってます。それもまたよし。
     
    ヴァイオリンはやさしいが音楽は難しい、というルイ・グレーラーさんの著書のタイトルを思う毎日な師走!

無伴奏

  • 2013年12月07日UP(MUSIC)
  • 今月は無伴奏を弾く機会が多いです。
    まず友人の個人的な会でシャコンヌ等を。
    そしておなじみ原宿・BLOCKHOUSEで22日13時~、23日18時~の2回演奏します。
    岩手・越喜来で活動している仲間のイベント。
    BaehL_mCAAAA8HN
    ここではあたらしいレパートリーを演奏します。
    耳なじみのある作品を無伴奏用ににアレンジしたもの。
    どれも胸に沁みる。それを愛する岩手と岩手のひとにささげたいと思います。
     
    震災から1000日と3日がたったとどこかで読みました。1万5800人以上の人が亡くなり、今も2600人以上が行方不明のまま。
    今年の春に大槌にお邪魔して仮設住宅が並ぶ土地を見て、そこから抜け出したくても抜け出せない
    そんな暮らしを強いられている人々の存在を感じ、そしてそれでも生きる人間の強さを一本の弦のように感じました。
     
    張りすぎれば切れてしまい緩めすぎればまっすぐにならない。でもうまく張ることができれば魔法のように素敵な音色が。
    それって人間全体がそうだなあと思うのです。
    弦を張るのも緩めるのも自分、でも湿度にも左右され、メンテナンスが必要で。
    時にはプロフェッショナルの助けも必要で。ほんとうに愛すべきやわらかで強い存在。
     
    BLOCKHOUSEの4階で演奏します。
    展示もたくさんされているのでみなさんどうぞ、
    息抜きに、そして目を遠くに向けにいらしてください。

兵士の物語からはじまる、物語。

  • 2013年11月28日UP(MUSIC)
  • Exif_JPEG_PICTURE
    兵士の物語からはじまる、物語。と題して11月23・24日に渋谷・踊心シアターでイベントを行いました。
    音楽チーム、ダンスチーム、そしてもんちゃんのトライアングルで今を生きる実感がもくもくと湧く、
    なにか目の前の霧のようなものが一気にかき消すようになくなるような、、、
    そんな瞬間がたくさんあった2日間でした。
     
    写真は24日に企画されたこどもイベント。
    7mもの大きな紙にクレヨンで自由に絵を書いていきました。
    くまくんと一緒に体操をしたり。そのうしろでは音楽チーム有志の即興演奏。
    最後には子供たちが一緒になって走り回って側転バトルし合って大興奮!
    すごく夢いっぱいな絵ができました。
     
    3公演あり、その全てのプログラムが違って最高にめくるめく音楽時間になり、
    また即興という可能性を垣間見せてくれたみなさまに感謝です。
     
    シャコンヌを弾いたことで自分にとって大きな収穫が。
    その時の自分が思う”BACH”、というのが初めて出せた気がして、
    いままで私に背中をむけてたバッハさんが少し後ろの気配を感じてくれたような・・・。
     
    宇宙のようなその作品をもっと感じたい!!!
    ライフワークがまたひとつ増えました。
     

リサイタル写真

  • 2013年11月27日UP(MUSIC)
  • IMG_7148-2
    リハーサル、ドレスに着替える前。
    IMG_7295-2
    中田君のドレス、美しいです。
    IMG_7449-001-2
    IMG_7528-001-2
    撮影は中村紋子さん。すごく時間の流れのある写真。
    IMG_7544-2
    佐藤眞さんの作品をリハーサル中。激しい部分だったのでしょう。
     
    こうやって写真に残してもらえる幸せをかみしめます。
    もんちゃんありがとう!
    そしてドレスをつくってくれた中田君ありがとう。
    支えてくださったみなさまありがとうございました。

岩国での演奏会

  • 2013年11月27日UP(MUSIC)
  • コンサートポスター
    15日に岩国入り。羽田から2時間弱で1年ほど前に開港したばかりの岩国錦帯橋空港に到着。
    チェリストのスコチッチ氏はすでに関西国際空港から新幹線とローカル線を乗り継いで会場入りされていた!
    よく飲んで食べ、チェロをもって颯爽と歩く。彼の体力には驚かされることばかり。
    今回の共演はピアノトリオ。岩国のピアニスト亀井雅子先生、上本芙美子さんと演奏。
    スコチッチ氏と私が一曲ずつソナタを弾き、昼夜でピアニストが交代しての2公演でした。
    H25.11.17 2
    トリオのリハーサル。
    スコチッチ氏は長年ウィーンフィル、そしてウィーン室内合奏団を設立し、活躍された方。
    その豊富な経験からくる演奏から今回とてもたくさんのことを学びました。
    きらきらひかる宝石のような、音楽体験。
    そして岩国の音楽家のおふたりの暖かいサポートを受け、本当に気持ちよく過ごさせていただいたことに感謝します。
    ピアニストおふたりとは様々なお話をさせていただき、とても目が開かれました。
    楽しかった。。。
    H25 11.17 1
    着用しているのは、リサイタルのときに中田氏に作っていただいたドレス。
    (右から亀井先生、上本さん、スコチッチ氏、私。)
     
     

YouTube

  • 2013年11月13日UP(MUSIC)
  • 9月末に新潟で行った”井上静香と仲間たち2013”。
    その時の録画が出来上がりました。
    その中からブラームスのクラリネット五重奏曲作品115をYouTubeにアップしました。
    その①
    その②
    その③
     
    改めてみるといろいろおもうところはある。。。
    でも、その時にしかできない音楽を一生懸命燃やした!
    さあ、来年はピアニストを迎えての公演が決まっています。
    楽しみです!!

ダンシャリ

  • 2013年11月11日UP(徒然)
  • だんしゃりの”り”は、離れるの”離”でしたね。。。
     
    なんで”理”って思っていたのだろう。謎。
     
    明後日の古紙回収日に向けて今日は紙類の整理に入ります。

その後

  • 2013年11月10日UP(徒然)
  • リサイタル後、日常というのを改めて感じる日々である。
    あらゆる意味で非日常の世界を経験したと思う。
    その端っこをご紹介すると楽譜を持ち歩き移動中にみる、音を聴く、自分の録音を聴く、
    時間があればその時間を切り刻むかのように練習する、、、とまあ、これは音楽面でしかも表面的なことですが。
     
    いつも本番前に部屋の整理をしたくなる。
    もう、一切合財捨ててしまえ~~~~!!という精神状態になることが多い。
    人よんで断捨理、でしょうか。
    今回はそんなことする暇がなく(今まであったのがおかしかったのかも。時間の使い方が。)
    終わってしばらくしたおとといの夜中にそのリセット衝動は起きました。
    時刻は1時前。もう寝ればいいのに、、、見えるところだけでも、とスタート。
    燃えないごみのLLサイズの袋がいっぱいになりました。すっきり。
     
    もともと部屋は練習をする場所、と割り切っていた。
    だからくつろぐって感覚はなくて、くつろぎたいときには近くのカフェなどへいっていた。
    レッスンで生徒さんもくるし。公の場、というか。
    しかし!その気持ちが変わってきたのである。もうナントカらしく、とかいいじゃん、って。
    先生らしく、ヴァイオリニストらしく。うーん。もういいや。捨。
     
    きっかけはもっと本が読みたい、という欲望。
    お風呂の中か寝る前にしか読んでなかった。移動時間は大体勉強してるし。(なーんて。)
     
    うちは寒い。
    ゆっくりすわって本を読むなんて。考えられない、のである。
     
    そこで奮発して電磁波99%カットの電気毛布を買い、ずっと欲しかった読書用の照明を買い、
    ついでに足湯器もリースして(!)万全の体制。
    今日初めて足湯器に足をつけながらソファに座ってみたけど、読書の隙なく寝てしまった、というオチ。
     
    足湯してるとエアコンいらない~!!!
    この冬は暖かく越せそう。
    今後はキッチン付近を心地いいスペースにするつもり。
     
    さあ、今朝編曲された譜面が届いた。
    ショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲第8番。兵士編成(vn./cb./cl./fg./trp./trb./perc.)の編曲が一体どんな音になるのか!!!
    練習してみよっと!

リサイタル御礼

  • 2013年11月06日UP(MUSIC)
  • ずいぶん前から準備を重ねてきたリサイタルが終わりました。
    当日は、心配していた睡眠不足も全くなくすっきり目が覚めて
    しっかり朝ごはんを食べ元気に上野へ。
    本番前の必需品・おにぎりも購入しひと安心。
     
    入り口で写真家のもんちゃんと落ち合って入館。
    GPの写真をたくさん撮ってもらいました。
    ピアノの鷹羽くんは家族で登場。もうすぐ2歳の息子くんに癒されました。
     
    11時からのGPはあっという間に終わり、あっという間に本番。
    とにかくいまの自分をぜんぶさらけ出そう=exposeしようという気持ち。
    今、私はこの曲をこう思っていてこう弾きたくって、こういう音なんですよ~
    いまはいましかないから素晴らしいんですよ~
    昨日はもう終わって、私たちには前しかないんですよ~
    っていう気持ちだったと思う、言葉にしたら。
     
    そう、そしてドレスはマイスター中田くんの力作。
    ふんわりとしたピンクのドレス。
    小ホールのグレイがかった雰囲気にぴったりとマッチしました。
     
    佐藤眞先生もいらして、そしてアンコールに演奏した落梅集の作曲者竹内邦光先生もいらしてくださいました。
    お二人は同級生だそうで、久しぶりに会うことができたと喜んでくださいました。
     
    お世話になったみなさまには心から御礼申し上げます。
    そしてご来場くださったみなさま。どうもありがとうございました。
    みなさまの応援、これからの励みになりました。
    今後ともどうぞよろしくお願いいたします☆

11月

  • 2013年11月01日UP(MUSIC)
  • 入りましたね~11月。
    いよいよリサイタルも近づき、最後の調整に入っています。
    遠足や修学旅行にいく何日か前の気分もする。。。持ち物大丈夫かなあ、というような。
    とはいえ私が通った学校には一般的な修学旅行というものはなく、研究しにいったりしてました。
    塩の道に。中山道。しぶい中学生です。
    あ、あと佐渡に小学校の時にいったかな。それもなにか研究対象があったような。
     
    そう、リサイタルです。
    当日券もたくさんご用意ありますので、連休中でいろいろご予定あるかと思いますが
    もし急にすることがなくなった、とか、とくに予定入れてないな~なにかしたいな~
    という方、いらしたらぜひ上野の東京文化会館小ホールへおいでくださいませ!
     

動画

  • 2013年10月28日UP(MUSIC)
  • しゃべる井上静香をご覧いただけます
    http://www.youtube.com/watch?v=BDVGPRZkBbw
    話し方とか表情とか反省。。。そしてやっぱり顔まるい!!まちがいない。
     
    今日は友人たちに演奏を聴いてもらいました、
    ちょっともういろいろとパンパン、かな。
     
    手綱をゆるめたりやや閉めたりをしながらあと一週間やってみようと思います。
     

インタビュー

  • 2013年10月25日UP(MUSIC)
  • 今日はインタビューを2つ受けてきました。
    近々ご紹介できると思いますのでどうぞお楽しみに!
    動画もあります!自分の顔の丸さに今更ながらがっかりな井上です。
    まあいいか!お化粧するスペースいっぱいあるってことだし。
     
    そしてINFORMATIONにも出ましたが、雑誌「音楽現代」、クラシック音楽情報誌「ぶらあぼ」に
    リサイタルの情報が掲載されました。
     
    インタビューでは一生懸命自分の伝えたいことをお話ししたつもりですが
    どうなっていることやら・・・!
    2つめのインタビューは、インタビュアーの方が同年代の女性であったこともあり、
    それゆえのいろいろなやりとりができてとても楽しい時間になりました。
     
    8月末から幸せなことにいくつか取材を受けたりラジオ放送のゲストに迎えていただいたのですが
    思っていることをお話しすることで、一層自分の気持ちがはっきりとしてきて、
    とても前向きになれる実感。
    聴くことも大事だけれど、話すことも大事。
    今日の取材でもインプットアウトプットの話が出ました。
    どっちも大事。
     
    止まってはいけない。いつも前進ばかりでなくてもいい、ときには後退もありだ。
    でも止まらない。
     
    今日は本当にたくさんの方にお世話になっていることを実感した1日でした。
    がんばろう。

OFF

  • 2013年10月23日UP(徒然)
  • こんにちは。
    今日は久しぶりに予定がない一日。
    昼頃少し外出し、クリーニング出したり薬局で日用品買ったり、100円ショップでうろうろしたり。
    そんなのが楽しいですね。時間を気にせずぶらぶら。いつもの散歩コースにも足をのばし、野良にゃんこと遊んだり。
    歩いたら身体がぽかぽかになりました。
     
    それにしても寒くなりました。
    昨日ついに羽根布団を出しました。あたたかさが違う・・・至福~☆
    その上寝る前にスーパー銭湯行きましたからもう至福の上をいっていたと思われます。
     
    だいぶ体が休まったので、この文章を書いてからヴァイオリンを出そうと思います。
     
    さて、昨日聞いたお話。
    ベートーヴェンがハイドンの様式で交響曲を書いていたのは第1・2番まででした。
    ハイドンの様式というのはざっくりといって貴族の夜会をそのまま表したようなもので、
    1楽章で馬車などが到着しお迎えをする
    2楽章はカクテルを飲んだり談笑の時間
    3楽章はメヌエット、ダンスの時間
    4楽章で”今日はたのしゅうございましたね”とさようならする
    (もちろん例外はありますが。)
    そして1803年に完成した交響曲第3番”エロイカ”。
    フランス革命も終わりに近づいていたこの時代。そんな貴族の時代はもう終わった!ちゃぶ台返し!!といわんばかりの冒頭の2つの和音の衝撃。
    2楽章には葬送行進曲。3楽章はスケルツォ。と既存の概念をひっくり返した男、ベートーヴェン。
    そして時代はナポレオンの手に渡り、混乱の時期を迎えます。
     
    そしてそこから110年経った1913年5月29日パリのシャンゼリゼ劇場で初演を迎えたストラヴィンスキーの春の祭典。
    いままでのバレエ音楽の概念を打ち破る、いいえ既存の概念を覆すような音に会場は騒然となりました。
    そのちょうど1年後、サラエボ事件を契機に第1次世界大戦がはじまり、4か月で終わるだろうとみられていたのがその終結には結局4年(!)かかりました。混乱の始まりです。
    驚くべきことにその4年の間にオーストリアのハプスブルグ家、ロシアのロマノフ王朝、オスマン・トルコ帝国、ドイツのプロイセン王国の滅亡など、実に4つの王家がなくなっている。残ったのはオランダ、イギリス、そして日本(天皇)。
    時代の大きな転換期だったわけです。戦争を含め。
     
    ベートーヴェン、ストラヴィンスキー。
    彼らは単なる音楽家だっただけでなく時代を肌で敏感に感じとっていた人間でした。
    (もうこの辺で歴史の、人間の壮大なロマン!?に鳥肌が立ちました)
    それを音で表現した。全人類に対する予告・警告のように。
     
    この話を”少々こじつけかもしれないが”とおっしゃいながらしてくださった中野雄先生。
    素晴らしい着眼点で、視野の広さ、物事のつながりへの柔軟な視点に感服いたしました。
     
    そしてリサイタルプログラムにその歴史的2大巨頭の作品を並べることができて私は本当に光栄です!

トライアウト

  • 2013年10月22日UP(MUSIC)
  • こんばんは。
    先週の新潟に続いてトライアウトをさせていただきました。
    トライアウトとは本公演の前の試験公演のことで、これをするのとしないのでは大違いなのです。
    新潟ではストラヴィンスキーとベートーヴェンを演奏し、先週末は無伴奏以外を聴いていただく機会をもちました。
     
    そして月曜には作曲家の佐藤眞先生に聴いていただくチャンス到来!
    本番前の時間に聴いていただいたのですが、もーう、緊張したなんてものではなく。
    緊張するとどのあたりがカオスになりやすいのかがわかりました。。。まだまだ!
    その後の本晩番で佐藤先生の作品を聴いたお客様の中に”陰陽師みたいでしたね”というご感想を伝えてくださった方がいらっしゃいました。
    なるほどー。なんかわかる気もする。
    さて、あと2週間弱の間にどう変化していくのでしょうか。
     
    そして今日はずっとお世話になってきた朝日カルチャーセンターで演奏させていただきました。
    全プログラムのトライアウト。ペース配分などずいぶん勉強になりました。
     
    それにしても受講生のみなさんは本当に勉強熱心で、先生のお話を逐一ノートに取られているご様子や演奏時の集中力には脱帽いたしました。
    ベートーヴェンとストラヴィンスキーの壮大なつながりの発見もありました。
    また書こうと思います。
     
    今日共演してくださったのはピアニストの佐藤勝重さん。
    素晴らしいテクニックと柔軟な音楽をお持ちの方で、それから空間の取り方が素晴らしい!
    ご本人から”うちら同年代みたいなもんでしょ”といわれましたが、・・・まあみたいなもんかもしれませんが・・・うーん
    大先輩として尊敬申し上げております。その数々の経験からたくさんのことを学ばせていただきました。
    講師の中野雄先生とお忙しい中時間を空けてくださって共演してくださった佐藤さん、受講生のみなさまありがとうございました。
     
    今日は早めに休んでまた明日から頑張ります!

新潟

  • 2013年10月18日UP(MUSIC)
  • こんばんは。
    今日のお昼まで新潟におりました。
    4日ほどの滞在の中、リハーサル、本番、そして新潟の大切な方々を訪ねたり。
    あわただしくもゆったりとした時間でした。
    今回の本番は新潟・フランス協会という会の例会で演奏させていただきました。
    フランス協会さんとは新潟出身でフランス在住のピアニストしほちゃんと新潟でデュオコンサートをしたころからご縁をいただき、いや、きっともっと前からお世話になっているのですけれど、とにかく多才な方ばかりいらっしゃるのです!
    お話しするととても楽しいのです!そしてみなさまとっても素敵にあたたかい。
    世界は広いなー、自分で自分に蓋なんてしちゃダメ!という事を実感いたします。
     
    普段新潟に帰省するとき、コンサートのためのことが多く終わればすぐ帰京することが多かった。
    もしくは年末年始。。。寒すぎてあまり動けない(笑)
    今回は演奏会が終わった後少し時間をとりました。
    何を話すでもないけれど、ちょっとの時間でも家族と一緒の時を過ごすっていう事がいいことなんだな~と思いました。
     
    さて、もうすぐサイトに新しいカテゴリーが増える予定です!
    どうぞお楽しみに!
     
     
     
     

  • 2013年10月13日UP(徒然)
  • 秋の夜長。
    昨日は昼間は夏が戻ってきたかのような気候でしたのに夕方以降はさっと肌寒く風が気持ちよかったですね。
    でも締め切るとなんだか空気がこもるような。ヨガを扇風機をかけながらしました。
    寝る前にヨガをすると体が素の状態に戻ってベッドに横たわった時に本当にのびのびします。
    そして熟睡できるようです。
    本来朝にやる太陽礼拝。体を活性化させるといわれていますが、夜もやっちゃいます。
    スタジオに通っていた頃の陰ヨガやリストラティヴのクラスを思い出そう!もっと体が緩むポーズを。
     
    さて、のどかな日曜日の朝。
    いつもよりきちんと朝ごはんを用意してしっかり食べて、今日も一日がんばります!
    夜にはビッグな打ち合わせ!?が。来月末23・24日は渋谷へお出かけくださいませ!
    兵士など再再演でございます。今度はシアターでの公演。ダンサーさんも増えます。
     
    みなさまも良い日曜日をお過ごしください(*^_^*)

MCO

  • 2013年10月10日UP(MUSIC)
  • さて、ここのところずっとひとり音と向き合っております。
    リサイタルもあと1ヶ月を切り、今月は試演が続く。それが始まるのが来週。
    またまた新潟へ行ってまいります。新潟での演奏の機会が増えてうれしい。やっぱり中学までとは言えども自分の生まれ育った場所だもの。小さいときからみてくださっている大切な方々も多くいる。東京生まれでおうちも東京、というひとがすごくうらやましく思えた時もあったけど、最近はあまりそう思わなくなった。
     
    先週は一週間水戸に滞在していました。
    30日に新潟・鏡淵小学校でのアウトリーチを終えてから水戸へ直行。
    上越新幹線で上野まで行って、そこからスーパーひたちに乗り換える。
    新潟から行ったのは初めて。でも今回はリハーサルが始まる前日に絶対入りたかった・・・それは睡眠をとりたかったから!
    クラリネット五重奏へ向けて、ありがたいことにいろいろな新しいことがどんどん巻き起こり、これは未来へとつながりそうな勢いをもっていてとってもうれしい!でも、新潟、思ったより寒かったからか、ちょーっとだけ風邪気味に!!!!
    あ~久しぶりすぎてどきどきした。でも早めの対処で乗り切ったのですが、水戸では絶対に具合悪くなりたくなかったので。
    前日に入って、次の日のリハーサルまでゆっくり寝る。この作戦をとりました。
    (一回だけみんなとの楽しいご飯をキャンセルしたことが残念!でもその日12時間くらい寝てばっちり回復。)
     
    今回はホルン奏者でMCOのメンバーでもあるラデク・バボラーク氏の指揮の元、音楽をしてまいりました。
    あたらしい出会いもあり、気づきもありの一週間。
    そして水戸ならではの、音の華やかさ!!本当に幸せな瞬間が続きました。
    バボラーク氏は彼のホルンの演奏そのままの自然で流麗で、暖かい、それでいてすべてを掌握した指揮。
    MCOメンバーからの信頼も厚く、とても素晴らしい演奏会になりました。
     
    MCOにいくとたくさんの一流奏者の方々とお話しできる、そして同じステージで演奏することができ
    たくさんの学びがあります。
    これからも学ぶ姿勢を忘れず、どんどん成長していきたいなー、と思います。
     
    その水戸での経験を踏まえてのおこもりDAYSはもう、発見の連続で、
    もちろんひとりでやっているともんもんとすることもあるのですが、
    音楽に向き合えることが幸せに思えます。ほんとうに。