音楽の喜び、そして無伴奏
- 2019年10月18日UP(徒然)
こんにちは。ブログの放置が想像以上に長くなっていて気にかかっていたのをやっとこさチェックしましたらこんなことを書いていたようです。
子どもが生後2カ月の時にブルッフのスコットランド幻想曲を弾く機会があったのは、復帰という言葉で頭がいっぱいだった自分にとって気持ちの上ですごくありがたかったです。子どもがお腹にいるときから、そして生まれてからは抱っこ紐使ったりおんぶしながらなんとかやり遂げる!という気持ちで取り組んでいました。
その後は演奏の機会はあるものの、両手首の腱鞘炎が長く続いていたり(何をするにも痛かった。先輩にはいつのまにか無くなるから大丈夫よーと言われたりしたけれど弓のコントロールが効かない絶望感。。。先の見えない不安しかありませんでした。本当にいつのまにか無くなったのですが。)自分自身の調子が上がらずずにいました。アメリカにはその頃友だちも周りにおらず、英語も心許ないし、車も乗れない→行動範囲がうちの周りのみ。孤立感。。。わーお、ネガティヴ。。。
新潟のクラシック愛好家の集まりでの演奏が年一回のペースで始まったのはそんな中の2017年末でしたが、久しぶりのピアニストとの共演(新潟在住の品田真彦さん)が叶い心の底から感動しました。誰かと思いっきり音楽する喜び!!それは今まで感じたことのないものでした。
と、以前書いたのはここまで。繋げて書いてみます。
その新潟での個人的な音楽会、その後も続いております。2回目はピアニスト品田さんにソナタの世界に取り組みましょうとお願いしてドビュッシー、ヒンデミット、ベートーヴェン、ブラームスと大きなプログラムを組みました。3回目は無伴奏。発起人の1人である中村さんが地元紙のインタビューを受けてくださったことで多くの方にいらしていただきました。そこにいらしてくださった昔からの音楽の先輩がご自分の地元でも是非、とお話くださりその2週間後に実現しました。この会では毎回音楽をやっている喜びを私自身が味わいます。
そうそう、今回無伴奏ヴァイオリン作品に取り組んでみて、改めてその世界の拡がりに目を瞠りました、ああ、これからやっていきたいのはこれだなぁと。ヴァイオリン一本と私。何処へでも参上いたします。
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